出展者ストーリーズ #7 Skip

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インテリア ライフスタイルは、ドイツ・フランクフルトで開催される世界最大規模の国際消費財見本市「Ambiente」の姉妹見本市です。

出展者ストーリーズ #07

ターゲット層に効果的にアプローチ

2023.12

小泉屋 / 株式会社小泉製作所(ACCENT出展者)

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創業130年を経て受け継がれる鋳造技術

明治22年(1889年)、伝統工芸「高岡銅器」で有名な富山県高岡市で銅器鋳造作業所として創業。仏具、工業部品、伝統工芸品を手掛ける傍ら、2012年に音が鳴るアイテムを取り揃えた自社ブランド「小泉屋」を立ち上げる。

「世の中にないものを創っていこう」をスローガンに、生活に癒しや彩りを与える音響クラフトを開発・製造している。「快音」とデザインにこだわって生み出されたシリーズの中には、呼び鈴、ドアベル、風鈴などがある。2021年、石川県金沢市ひがし茶屋街に初の直営店となる「小泉屋 金沢店」をオープンさせた。
小泉屋

Q. 見本市への出展を決めた理由は?

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初出展した2008年のブース

「小泉製作所」の新製品をPRする手段として、2008年に「インテリア ライフスタイル」の初出展を決めました。見本市は短期間に国内・海外からビジネスを目的とした来場者が一堂に集うため、たくさんの企業とまとめて商談ができることが魅力だと思っています。中でも、大手百貨店からセレクトショップまで幅広い小売関係者が来場する「インテリア ライフスタイル」なら、自社のターゲット層に効果的にアプローチができるので出展を決意しました。

当時から15年の月日が流れた現在も出展は続けていますが、リブランディングを行った結果、当時のように新製品をPRするのではなく、音響クラフト「小泉屋」ブランドに絞ったPR展開に変えています。

Q. 初出展されていかがでしたか?

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職人の手作業により生み出される

継続して出展することで、徐々にブランド名「小泉屋」の周知が進んでいると感じていますし、「インテリア ライフスタイル」がきっかけでお取引が始まったお客様とは、長いお付き合いが続いています。毎年ブースにお立ち寄りいただく来場者もいらっしゃるため、必ず出展に合わせて新製品を開発するようにしています。ブランディングの一環として製品のレイアウトにもこだわり、専門的な用語をなるべく使わずに分かりやすく説明することを心がけています。

また、既存のお客様とは市場動向などの情報交換をするなどして交流を深めています。小さな町工場ですので、全国のお取引先様にお伺いすることが難しく、出展の機会に効率的にコミュニケーションが取れることも利点だと思います。ほかにも、他社の出展ブースを見て回ることで、異業種の動向を探ることにも活用しています。

Q. 今後の展望は?

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卓上型の風鈴「ゆらりん」

入国制限の緩和を受け、直営店舗「小泉屋 金沢店」にも、多くのお客様にご来店いただいています。特に海外からのお客様が顕著で、国内4割、海外6割と、海外での需要の高まりを感じています。今後は国内はもとより、海外への販路開拓に力を入れていくことも計画しています。

「小泉屋」の製品はほぼ「嗜好品」です。だからこそデザインや製作において手を抜かず、より多くの人々へ癒しの音色を届けていきたいです。