ベビー用品を起点に、家族のライフスタイルをデザインする
2026.1
株式会社ダッドウェイ(ACCENT出展者)1992年創立の神奈川県横浜市に本社を置くベビー用品専門商社。子育て期の家族を対象に、抱っこひもや、授乳用品、衛生用品といった必需品から、ギフト性やデザイン性の高い商品まで幅広く展開している。「こどもとワクワクする毎日を」を理念に、社員の発想やひらめきを尊重する社風のもと、海外ブランドの輸入卸や直営店運営の事業を手がけている。 |
―御社の事業の全体像をご紹介いただけますでしょうか。
当社は、乳幼児期の子どもとその家族の暮らしを支える育児用品を総合的に扱うベビー専門商社です。哺乳用品や衛生用品といった必需品に加え、ギフト性やインテリア性の高い商品も幅広く展開しています。
ベビー用品は、機能性に加えて「かわいらしさ」や「楽しさ」が重視される一方で、小さな生命が使うものとして高い安全性が求められます。さらに、家族の暮らしを豊かにする機能性、デザイン性も欠かせません。当社では、安全性と感性の両立を何より大切にしてきました。
―海外ブランドの輸入卸や直営店運営、スペース運営など、多様な事業を展開されています。こうした事業は、商品やサービスづくりにどのように活かされているのでしょうか。
小売と卸の両軸で展開する中で、店舗やECで得たお客様の反応をもとに、商品の選定や価格設定を柔軟に見直しています。こうしたテストマーケティングの積み重ねが、新たな商品開発や改善へとつながっています。
また、店頭やイベントを通じて寄せられるお客さまの声から、現代の子育て世代が求める成長や発達のあり方を把握できるのも当社ならではの強みです。複数の事業が相互に作用し合うことで、家族のライフステージに寄り添った商品・サービスづくりが実現しています。ベビー用品はアパレルのように個性を表現するのとは異なり、「親になった人たち」という一つの括りで捉えられがちです。しかし、そこには多様なニーズや想いが存在します。私たちは、表面的な売上だけにとらわれず、そうした多様な価値観にも寄り添うことも大切にしています。
こうした取り組みを支えているのは、社員一人ひとりの発想やひらめきを尊重する社風です。その風土こそが、新しいアイデアを生み出す原動力となっています。
―商品を選ばれる上で、時代の変化やトレンドをどのように捉えていらっしゃいますか。
かつては「育児は大変なもの」という価値観が主流でしたが、近年は「子育てを楽しむ」という意識が広がってきました。便利さや時短に加えて、上質な素材やデザインを重視する傾向が強まっています。
また、キャリアや経済的な余裕を持つ親世代が増えたことで、子育てをライフスタイルの一部としてとらえる考え方が定着しつつあります。必需品だけでなく、親子の時間を豊かにするアイテムへの関心も高まりを見せています。
―育児用品専門商社である御社にとって、インテリア ライフスタイルに出展することの魅力やメリットは何でしょうか。
専門見本市では同業種や既存のお取引先との商談が中心になります。一方、インテリア ライフスタイルでは、雑貨店やインテリアショップ、ライフスタイル系バイヤーなど、これまで接点の少なかった層と出会うことが可能です。
当社としては、ベビー専門店に限らず、インテリアショップの一角で家族向け商品を提案したい方や、ギフトを扱う企業にも商品を知ってもらうことを重視しています。
業種も規模感も様々なブースが集まる場の中で、偶然立ち寄った方との「自然な出会い」が生まれることもひとつの理想です。
―今回の出展で、どのような来場者層との出会いがありましたか。
ライフスタイルショップや百貨店、ギフト関連のバイヤーなど、ベビー業界以外の来場者にも多く訪問いただきました。ブースは開放的な構成を意識し、商談や意見交換がしやすい空間づくりを心がけました。
オンラインでの交流が進んだ現代において、直接会い、商品を手に取ってもらうことの大切さを改めて実感しています。見本市は単なる商談の場にとどまらず、企業や関係者同士が関係性を育む場としての役割も担っていると感じます。
―今後のインテリア ライフスタイルに期待されることは何でしょうか。
海外では、出展者と来場者がアプリを通じて会期後も交流を続けられる仕組みや、街全体が連動するデザインウィークなどが進んでいます。日本でも、会期中の出会いを継続的な関係づくりにつなげる仕組みや、ブースアワード、SNS発信の強化など、出展者が主体的に関われる仕掛けがあれば、さらに活気が生まれるでしょう。また、大手ブランドと新進クリエイターが共存できる展示構成が整えば、多様な価値観が交わり、見本市全体の魅力が一層高まるはずです。インテリア ライフスタイルが、そうした新しい発想や出会いを生み出す場として発展していくことを期待しています。
写真提供:株式会社ダッドウェイ